« 2005年J2第18節 羽地(徳島)のAmazing GOAL ! [動画] | トップページ | 2005/07/02 徳島VS草津戦プレビューイベント等 »

2005.06.30

1995/06/22 ムーンライダーズ 20th Anniv. Live@神戸チキンジョージ

1995/06/22、神戸チキンジョージにムーンライダーズの20周年ライブ"fullmoon show"を見てきました。K嬢とnoriwo の三人で。

>>Moonriders Home Page(当時)[メディアリング-リンク切れ]

ちょうど十年後に公開と思っていたのですが、遅れてしまいました。。。ということで、以下は当時かいていたメモ+修正+個人情報検閲済みということで公開します。

MC 以外のメンバーのコメントは末尾、参考文献"FLIGHT RECORDER"等より。(復刊ドッドコムでリクエスト募集中です)

●はじめに
 「この二十年間で 何が変化し
  何が不変だったのでしょうか
  この日 この宵
  月の満ち欠けを すべて
  お見せします
  月の 衛星軌道に点在する
  みなさんのために
  途方もない距離を 胸に抱きながら
  目の前にいる
  みなさんのために
  みなさんでありながら
  ひとりである あなたのために」
                   mr

以上はCDケース入りのツアーパンフに掲載されていたライダーズからのメッセージです。

●開場

三宮でまたしても死ぬほどパスタを食った後18:00直前にチキンジョージ着。 すでに列は出来ていた。201~203だったので二つ目の列へつく。 今年は真心、ケンイシイ、カーネーションとライブに行ったがやはり客の 年齢層は一番高いようにみえる。 500円でドリンクチケットを買い入場、20周年記念のロゴの入った旗と シリアル番号の入ったタグを渡される。ちなみにおれは 4250番。 旗など渡された日にゃ振らざるをえまい、ということでライブが皇居の一般 参賀状態になることが容易に想像されたのであった。 次ぎに待ち受けるのはコンサートグッズを売りさばく人達だったが とりあえず中まで入りフロア中央付近に陣取ってから買いに行く。 グッズにはこんなものが用意されていた。

  • CDジャケット型ツアーパンフレット
    1500円。
  • "Sings Moonriders" 鈴木博文 (metrotron)
    鈴木博文がライダーズでの自作曲をカバーしたもの。買いました。
  • "Worst Visualizer" Moonriders (metrotron)
    10周年記念ライブヴィデオ。芝浦インクスティックだったっけ。所有してます。ケースがごーかになっていた。
  • ステージ衣装 (透明のビニールで出来たゼッケン)
  • 20周年記念ロゴ入りTシャツ
  • ピンブローチ
    「MR」ロゴ入り。"さりげなさ"が気に入っています。ジージャンの襟にちんまりと収まる。\1,500なり。

 「昨日名古屋行って来たんですけど神戸でまた浪費ですわぁ」「わたしなんか10万つかってますよ」とルナティックマニアの会話が聞こえてくる。

前方には10周年記念の時に作ったと思われる「月」と「猿」をプリントした("Animal Index"のジャケットね)真っ赤なスカーフを巻いたおねいさんがいてマニアぶりを見せつけられてしまう。 いいなぁ。それ、下さい。

後ろにはMRロゴのキャップをかぶったおねいさん二人組。所々に髪の毛薄くなったロックンロールおじさんやおばさんの姿も見受けられキャリアの長さを改めて感じてしまう。ちなみにデビューした年におれは7才でちゅー。

ステージの正面にも20周年のロゴを書いたシートが貼られ壁の右側にも同デザインの大きな旗が貼られている。立ったまま開演を待つ。

そして7時の開演。右手からメンバー登場。 左から慶一氏、武川氏、博文氏、良明氏、後方に左から岡田氏、かしぶち氏。 昨年のアルバムツアーの時の並びと同じだと思うのだけれども、札幌のハイジャックから無事帰還した武川氏をメインに据えてのステージとなる。

一曲目が始まる。

で、以下が曲目リスト、曲順は途中からもう覚えてません。

●第1部 A-1 Grand Prix Part1

☆帰還~ただいま ~「ムーライダーズの夜」

☆あの娘のラブレター ~「火の玉ボーイ」

☆紅の翼 ~「MOONRIDERS」
「『翼よあれがパリの灯だ』をイメージした曲」(岡田氏)

☆ジェラシー ~「Istanbul Manbo」
 「大人の愛を歌ってみたかった」(K1氏)

M.C.(慶一氏)「賢明なファン諸君はお気づきかと思いますが今日はA1グランプリと称してアルバムA面の一曲目をやっています。長いことやっているといろんなパターンが出来るもんで、A面一曲目だけやっても十何曲になってしまうとゆー。今度はA3だけやってみようかな。三曲目あたりには結構おかしな曲があるもんで(笑)。では、次の曲は何でしょう。(しばらくかたまっている)  おれが忘れちゃった。え~と、スイマー!」

☆スイマー ~「NOUVELLES VAGUES」
 「ジャンコクトーとカフェジャックスが結びついた曲」(K1氏)

☆ヴィデオボーイ ~「MODERN MUSIC」
「この頃('79)ビデオ持ってたの白井だけなの。で珍しくて、みんなでポルノとか持って見に行って。そんな中から生まれた曲です」(K1氏)

某楽団がこの曲のをやろうとして何度と無く失敗したのを見てきた。[失礼なメモ、お許しを。:2005年追記]途中間奏で変拍子っぽいところがあるんだけどそこでK1氏がジャンプしながらギターをカッティングしていたのがかっちょよかった。さすがに本物は間違えんかった。

M.C.(慶一氏)「80年代!」
の一言で名曲揃いの 80's A1 Grand Prix へ突入!!

☆彼女について知っている二、三の事柄 ~「カメラ=万年筆」
「(同タイトルの)映画は見たことない。内容は本で読んで大体知っている。それに基づいて、誤解のもとに作った詩。」(K1氏)

☆僕はスーパーフライ ~「青空百景」
「高橋幸宏君がモデルなんだけど、ブライアン・デ・パルマの映画手法を音楽に持ち込みたかった。ストリングスは"Strawberry Fields Forever"からそのままいただいてる。」(K1氏)

☆Kのトランク ~「マニアマニエラ」
「これ、すごく好きなんです。何で好きかって、どうしても好きなんです 『マニアマニエラ』はいつ聞いてもほんとによいアルバムだと思う」(岡田氏)
「ジョセフ・ボイス(注:ドイツの前衛芸術家)ってひとが『バラがなくてはなにもできない』ってメッセージを自分の作品の中に書いたのね。そのポスターがものすごくきれいで。私にとってバラっていうのは最高の宝物っていうか、いつも気持ちの中にあるもので、とってもかけがえのないもの。それで、行き場所のないメルヘンていうか、象徴的だと思って教えてあげたの。慶一君のことを書いたつもりなの。『Kのトランク』ていうのは慶一君の音楽の宝物の入っている箱のこと」(佐藤奈々子氏)

☆Y.B.J. ~「AMATEUR ACADEMY」
「モデルは『タクシードライバー』のデニーロです。反体制じゃないんだけど世の中が気に入らない。むしゃくしゃする。それで暴力的になっちゃった人の歌です」(博文氏)
「テーマのノリがすごく気持ちいい」(岡田氏)

☆悲しいしらせ ~「ANIMAL INDEX」
「『ウダウダしてんじゃねぇ~よ』とか、ヤクザ言葉で一回、曲作ってみたいっていう(笑)。」(K1氏)

M.C.(慶一)「セットチェンジです」

--Interlude1( CLINIKA ~「Dont Trust Over 30」が流れる)

●第二部 Unplugged(メンバー一人ずつヴォーカルとるのこなー)

K1氏登場。透明なゼッケンのようなものを着けている。客席から「若いっ!」の声が飛ぶ。

☆鬼火 (G.慶一 Dr.かしぶち Vl.武川 ) ~「MODERN MUSIC」
名曲っすね。佐藤奈々子作詞。"Worst of Moonirders"のアレンジに近い。
「『この世の中で一番嫌いなものは 生きそこなったおれの心』というフレーズを松山猛が教えてくれたの。これも名作だと思うこの曲の良い所はね、下世話な歌謡曲的世界と、もう一つ、シュールで真摯な詩と両面あるところ。」(K1氏)

M.C.(かしぶち氏)「鬼火でした。」

☆砂丘 (Pf.かしぶち Vl.武川 ) ~「MOONRIDERS」
「これは名作だと思います。聞いたときゾクッとしたもんね。コーラスは処女と童貞だけにしようって言ってたんだ」(K1氏)

☆トンピクレンッ子( ART PORT : G.良明 B.博文 Dr.かしぶち )~「青空百景」
「トンピクレンっていうのは粗忽者って意味なんだけど、何か昔の本で読んだ言葉で、今はもう完全に死語でしょ。そういう死語を入れようってことで、影法師とか、いろいろ使ってます」(良明氏)

"はれたひにぃ~~~~"と一節ずつゆっくりと良明氏が歌い上げていくオープニング。そしてカントリーウェスタン風のアレンジに突入。場内"わっほっほ"で盛り上がる。

☆ウェディング・ソング(Vo.Pf.岡田 )
岡田氏登場。K1氏が大阪のつっこみにびびっていると報告。 「でも良明はこのへんの客いじりがうまい」げなことをしゃべる。良明氏、物販および関西地区担当を命ぜられる。 「何を歌うでしょう?」と謎をかける岡田氏。はちみつぱいの曲からでした。

☆今すぐ君をぶっ飛ばせ (Vo.武川 G.慶一 B.博文 Dr.良明 Per.かしぶちK.岡田)~「夏の日のオーガズム」
良明氏がドラムをぶっ叩く。力入りすぎてリズムよれよれ。
M.C.(慶一)「やっぱりかしぶち君てドラムうまいよなぁ(笑)」

☆さよならは夜明けの夢に(Vo.B.博文G.良明Vl.武川 G.慶一B.博文 Dr.かしぶち)~「Istanbul Mambo」
「ビートルズの"She's leaving home."に感激した結果の曲」(博文氏)

●第三部 A-1 Grand Prix Part2

☆Who's gonna cry? ~「最後の晩餐」

☆幸せの洪水の前で ~「A.O.R.」

M.C (慶一)「入院してきます!」

---Interlude2

●第四部 怒濤のヒットパレード

☆スパークリングジェントルマン ~「MOONRIDERS」
「岡田君の普段の姿」(K1氏)
ニューウェーブ期、DEVOそのまんまの格好でやってた時があったがそれを彷彿とさせるマスクをつけて登場。当時のアレンジで演奏。

☆いとこ同士 ~「NOUVELLES VAGUES」
「実在のいとこが好きで、中学くらいの時って、部屋で一緒に寝かされちゃうでしょ。それで胸がドキドキしてね、寝られなかった。だからこの胸のうずくような感じは本当。」(博文氏)

"ショウウィンドウ!" "ヘイ、タクシー!"

☆工場と微笑 ~「マニアマニエラ」
 「『キューポラのある街』、あの感じ。」(博文氏)
"おーえーおーえー"コーラスを慶一氏と良明氏が煽る煽る。

☆青空のマリー ~「青空百景」
「『青空のマリー』って言葉は佐伯君が作って、それにインスパイアされた。歌詞はみんなでよってたかって八時間ぐらいかけて作ったの。」(K1氏)

☆Who's gonna die first? ~ 真夜中の玉子 ~ 渋谷狩猟日記
良明大活躍。おれはメンバーに向かって"Who's gonna die first?"と指さして叫んでた。

☆スカーレットの誓い ~「マニアマニエラ」
 「『バラがなくては生きていけない』ってコーラスのとこがバーズのようでとっても好きなんだ。連帯と革命の歌ですね」(K1氏)
「団結とか、結束の歌だね。作ったときはいろんな色の名前をあたりかまわず書き出していって、それを当てはめてできあがったの」(かしぶち氏)
個人的に(ライブの中でもかな)一番盛り上がった曲。やっぱあの1行を聞きにきたんだろっ、て感じで。武川氏は歌の間中、フロアに向かって大きな旗を振り回している。フロアは旗を振り"やーやーややーやーやー"コーラスで応える。喉がかれそう。Kさん、旗がちぎれる。

☆くれない埠頭 ~「青空百景」
「当時はよく車で晴海埠頭へ行って、クラゲを見ていた。クラゲが浮いてたんだ(笑)。仕事が終わると、でかいクラゲを見て。それから帰ってきた。だから晴海の風景ですね。」(博文氏)
「その後の"Modern Lovers"現代の"Dock of the bay"」(K1氏)
当然客席も合唱。ラスト、もうちょっと続けたかったな。

☆Damn! Moonriders! ~「ムーンライダーズの夜」
慶一氏にアジられて"くたばれ!ムーンライダーズ!"と今度は親指を下に向けて叫びまくるおれだった。

☆黒いシェパード ~「ムーンライダーズの夜」

●Encore

M.C.(慶一氏) 「年内にはアルバムが出ます!(うぉ~!)そして今年もう一回ここに来ます!(うぉ~!)CD-ROMもでるぞっ!(うぉ~!)詩集も出るぞ!(うぉ~!)暴露本も出るぞ!(うぉ~!)資料本も出るぞ!(うぉ~!)みんな、金がかかるねぇ。そのひとたちに捧げます。」

☆スカンピン ~「火の玉ボーイ」
「ブルーカラーを歌った人は今まで日本じゃいないでしょう。自信を持ってお送りいたします。」(K1氏)

もう泣きそうになりました私は。初めて聞いたのは例によって「サウンドストリート」火曜日だった。

演奏終了後も拍手鳴り止まず、再度メンバーが登場して終演。

●ちょとした感想

というわけで、腑抜けのおれがいます。こんな濃いライブをやられたんじゃねぇ。音楽的にYMOからの影響大なおれだけど、今YMOをみても腑抜けにはならんだろうなぁと思う。やはり「くれない埠頭」で目覚めた十数年前からからじわじわ効いているものがあるのでしょう。この年でこんなものを見てよかったんだろうか、と思うけど、良かったんだなぁ。

●今後の活動(1995年当時)

●CD-ROM
(株)メディアリングより 1995/11発売予定。

●Internet Home Page
Moonriders Home Page 七月開設予定

参考文献:
"FLIGHT RECORDER" Astro Chimps 編 (JICC出版局) 1990
"Moonriders 1976->1996" ツアーパンフレット

以上、当時のメモはここまで。

Damn!moonriders 上記CD-ROM "Damn!moonriders"(メディアリング)は未発表曲、ライブテイクなど納められたCD付き。久々に引っ張り出してCD付きであったことを思い出しました。即、iTunes に。でも CD-ROM の方はQUICK TIME のバージョンの関係で見れませんでした。。。

touch of fullmoon このツアーの東京公演の模様は後日、"a touch of fullmoon shows in the night"(JorRide)と題されたCD 二枚組となって発売され、架空楽団、石原氏のライブ鑑賞記が掲載されていました。久しぶりに引っ張り出して、あわててiTunes にリッピングしちゃったよ。

|

« 2005年J2第18節 羽地(徳島)のAmazing GOAL ! [動画] | トップページ | 2005/07/02 徳島VS草津戦プレビューイベント等 »

コメント

>黒瀬さま
お世話になっております。

今思えば、架空楽団とその周辺イベントは、ライブにも行かず、ネットもなかった大学時代にライダーズを体験する貴重なメディアとなっていたように思います。

>パンコさま
ヴォーカルピッチの問題は本人も気になさっているようですね。もう、あれも込みで味であると思ってますが。

「ビザール」以来、ライブにも行ってないのでそろそろ。。。

投稿: akakit | 2005.07.01 09:59

こんばんは、mixiから来ました。
私も約10年ちかく前に、ムーンライダースのLive行きましたよ。月面飛行の時だったと思います。月をバックにブルーの宇宙服を着たおじさま達は素敵でした。
「薔薇がなくちゃ〜生きていけない〜」ってフレーズはついつい口づさんでしまいます。
新しいアルバムが出たんですよね?長年のライダースファンの友人は、鈴木慶一は歌が下手だといつもぼやいてます。でも、好きみたいです。
あと私、稲垣足穂「一千一秒物語り」が好きなんですけど、ムーンライダースって名前をここからとったとかで、なんだか嬉しかった思い出があります。

久しぶりに聞きたくなりました〜

投稿: パンコ | 2005.06.30 23:44

こんにちは!
レポ,素晴らしいです!
思いも伝わるし,データとしても貴重です。
読み応えがありましたー。

僕も今丁度ライダーズの復習をしていて
いろいろ回想してします。
架空のバイオリニスト佐藤ふくみと出合ったのがこの日だったかな・・
この次のビザールだったかな・・とか。
「ビデオボーイ」なかなかに難しかったです(笑)。
「モダンミュージック」発表当時の音では,
あそこ,良明さんも岡田さんも時々とっちらかってます(笑)。
わざわざヘンにして自分の首を絞める癖がありますねー。
またぜひ回想レポートお願いします!

次の黒瀬主催公演は,8月29日岡山サウダーヂの夜にて,
井上ケンイチ(元夕焼け楽団~サンセッツ)ライブですー。

投稿: 黒瀬尚彦 | 2005.06.30 12:04

な、懐かしい・・・(泣)。

投稿: noriot | 2005.06.30 11:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18319/4201252

この記事へのトラックバック一覧です: 1995/06/22 ムーンライダーズ 20th Anniv. Live@神戸チキンジョージ:

» あれから10年 [All Around Me]
会社が私物パソコンの持ち込み完全禁止となるため、関連する作業をいろいろと進める。自宅に持ち帰っていたomnibookを再度持ち込み、完全削除ツールにてHDDの掃除。さらに外付けのHDDがあったのでそれもきれいにする。あとはVAIOの暗号化作業を残すのみ。 とかやってたのでふっとさるには行けず。しかも完全削除に時間がかかって遅くなる。 ぬおー、あっかんのMR20周年ライブレポがアップされとる。しかも架空の中のひとがコメント!確かにあの日の「くれない埠頭」は感動的でした。 ビールと氷結呑んでDVD見て寝... [続きを読む]

受信: 2005.06.30 12:48

« 2005年J2第18節 羽地(徳島)のAmazing GOAL ! [動画] | トップページ | 2005/07/02 徳島VS草津戦プレビューイベント等 »